山口さんぽメルマガ第208号【令和8年度研修案内作成中です】

投稿者: | 2026-01-07

==============================================================================
第208号:2026年1月6日 発行
==============================================================================
————————————————————————————————————***
INDEX
————————————————————————————————————***
■1 情報提供 ★新掲載
■2 令和7年度(下期)研修・セミナー・Web研修募集
■3 山口産業保健総合支援センター事業のお知らせ
■4 情報提供 ★年間掲載
■5 副所長コラム 連載

————————————————————————————————————***
■1 情報提供 【厚生労働省情報他】★新掲載
————————————————————————————————————***
1.「令和6年度 石綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況まとめ
   (確定値)」を公表します。
  https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66993.html
2.「令和6年度石綿ばく露作業による労災認定等事業場」を公表します。
   〜公表事業場数1,257事業場、うち新規は966事業場〜
  https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67011.html
3.「無期転換ルール及び多様な正社員等の労働契約関係の明確化に関する考え方と裁判例」
   を公表しました
  https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66699.html
4.健康起因事故防止を推進するための取り組みに対する支援
  SAS(睡眠時無呼吸症候群)スクリーニング検査、脳MRI検診、頸動脈超音波検査、
  視野障害検査等に要する経費。この補助金は、自動車運送事業の安全総合対策事業及
  び先進安全自動車の整備環境の確保事業の実施に要する経費の一部を民間団体等(以
  下「補助事業者」という。)が補助する事業を行い、当該補助事業に要する経費を国
  土交通省が補助することにより、自動車運送事業における運行管理に資する機器や過
  労運転の防止に資する機器の導入等の取組を支援し、かつ、自動車整備事業における
  整備環境を確保することにより、先進安全自動車の性能を維持することで自動車事故
  の発生防止を図ることを目的とします。
  https://hogo-zoushin.jp/download1_kenko.html

————————————————————————————————————***
■2 令和7年度下期 産業保健関係者向け研修・セミナー(1月・2月・3月)
 https://www.yamaguchis.johas.go.jp/seminar.html#B25-32
————————————————————————————————————***
32テーマ:「アドラー心理学を通して考えるハラスメント対応」
 内容 :ハラスメント対応は現在、喫緊の組織の課題と言えます。被害者側の訴えから
     アドラー心理学のエッセンスを織り交ぜながら解説します。
 日時 :令和8年1月14日(水)13:30〜15:30
 講師 :宇部フロンティア大学大学院附属 臨床心理相談センター長 木元 卓也
 会場 :ココランド山口・宇部 2F リベルテ

33テーマ:「職場のメンタルヘルス対策「おかしいな?」と感じた時の声のかけ方話方」
 内容 :“一緒に働く部下や同僚の変化に気づいても、どう対応して良いのかわからな
     い。そんな悩みを具体的に解決するヒントをお伝えします(少人数演習あり)
 日時 :令和8年1月29日(木)13:30〜15:30
 講師 :学校法人YIC学院 総合支援室室長専任産業保健看護師(相談員)山下 清可
 会場 :パルトピアやまぐち 第1会議室

34テーマ:「Z世代と受け入れる側のストレスとコミュニケーション」
 内容 :Z世代と呼ばれる若い世代とのコミュニケーションの特徴と受け入れる側の上
     司世代のストレスについて考えていきます。
 日時 :令和8年2月16日(月)13:30〜15:30
 講師 :宇部フロンティア大学大学院附属 臨床心理相談センター長 木元 卓也
 会場 :海峡メッセ下関 805号会議室

35テーマ:「アサーティブな対応を学びましょう〜相手も自分も大切にしたコミュニケー
     ション〜」
 内容 :感情に任せて怒りをぶつけたり、言いたいことも言えなかったり、そんなこと
     はありませんか。対人関係を円滑にするためのコミュニケーションを学びましょう。
 日時 :令和8年2月27日(金)13:30〜15:30
 講師 :山口産業保健総合支援センター(産業保健専門職)保健師 岸野 朝子
 会場 :周南地域地場産業振興センター 会議室3

36テーマ:「転倒・腰痛ゼロへ!〜今日からできる簡単体操と職場環境改善〜」
 内容 :従業員の健康管理は、企業にとって重要な課題です。転倒や腰痛は労働災害の
     主要な原因となり、企業活動に大きな支障をきたす可能性があります。本セミ
     ナーでは、転倒・腰痛のメカニズム、予防のための運動、職場環境改善のポイ
     ントなどを専門家が解説いたします。
 日時 :令和8年3月3日(火)13:30〜15:30
 講師 :合同会社アズユー 理学療法士(相談員・運動指導担当)道祖 悟史
 会場 :ココランド山口・宇部 2F リベルテ

37テーマ:「「治療と仕事の両立」の意義や支援について〜生きがいや働きがいを持って
     活躍できる社会の実現を目指して〜」
 内容 :「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」の説明や取組
     事例をご紹介します。
 日時 :令和8年3月11日(水)13:30〜15:30
 講師 :特定社会保険労務士(メンタルヘルス対策・両立支援促進員) 阿部 純子
 会場 :パルトピアやまぐち 第1会議室
 https://www.yamaguchis.johas.go.jp/seminar.html#B25-32

■Web研修・セミナーのお申し込みは、以下アドレスよりお願いします。
 https://www.yamaguchis.johas.go.jp/m-webseminar.html

————————————————————————————————————***
■3 山口産業保健総合支援センター事業のお知らせ
————————————————————————————————————***
★メンタルヘルス対策支援(無料)
  当センターでは、窓口での相談対応のほか、中小規模事業場(労働者数300人以下)
 からの申込を受けて、専門スタッフ(産業カウンセラー、社会保険労務士等)が事業場
 を訪問し、以下のメンタルヘルス対策に係る 取組を支援します。
(1)衛生委員会にかかる支援
(2)事業場における実態の把握にかかる支援
(3)「心の健康づくり計画」の策定にかかる支援
(4)メンタルヘルス対策のための事業場内体制の整備にかかる支援
(5)職場環境等の把握と改善にかかる支援
(6)メンタルヘルス不調者の早期発見と適切な対応にかかる支援
(7)職場復帰にかかる支援
(8)教育研修の実施にかかる支援
(9)ストレスチェック制度の導入にかかる支援
(10)職場復帰支援プログラムの作成支援
(11)管理監督者教育(研修)
(12)若年労働者教育(研修)
 これら支援は、当センターHPから、お申し込みいただけます。
 https://www.yamaguchis.johas.go.jp/mentalhealth.html
 または、当センター(電話:083-933-0105)に、お気軽にお問い合わせください。

★治療と仕事の両立支援(無料)
  当センターでは、「がん、脳卒中などの疾病を抱える労働者に対して、適切な就業上
 の措置や治療に対する配慮を行い、治療と仕事を両立できるようにするための事業場に
 おける労働者への支援」のお手伝いをいたします。
(1)産業保健担当者向け専門的研修
 産業保健スタッフ、人事労務担当者等が具体的に両立支援に取り組むことができるよう
 産業保健スタッフ等を対象とした専門的かつ実践的な研修を実施します。

(2)啓発セミナー
 「事業場における治療と仕事の両立支援のガイドライン」等の普及・啓発を目的に事業
 者等を対象としたセミナーを実施します。

(3)個別訪問支援
 両立支援に取組む事業場等からの支援要請を受けて、両立支援促進員(社会保険労務士
 等)が事業場に訪問し、相談や職場環境整備(体制づくり、規程・制度整備等)、管理
 監督者や労働者に対する治療と仕事への理解を促す教育を実施します。

(4)個別調整支援
 事業場と労働者(患者)の間の治療と仕事の両立に関する調整支援
 (両立支援プラン、職場復帰支援プラン作成の助言等)を行ないます。
 この支援は、労働者(患者)又は企業担当者等からの申出により実施します。
 支援の実施に当たっては、ご本人の同意書が必要になります。
 詳しくは、当センターHPをご覧ください。
 https://www.yamaguchis.johas.go.jp/ryouritsushien.html
 または、当センター(電話083−933−0105)に、お問い合わせください。

★皆藤愛子さんが、産業保健総合支援センターを動画で紹介します
 産業保健総合支援センター及び地域産業保健センターが提供するサービスについて、
 アナウンサーの皆藤愛子さんがわかりやすく解説します。是非ご覧ください。
 https://www.johas.go.jp/Portals/0/sanpocenter/webhiroba.html

————————————————————————————————————***
■4 情報提供 ★年間掲載
————————————————————————————————————***
1.労働者健康安全機構ホームページ「労災疾病等医学研究・開発」
 https://www.johas.go.jp/kenkyu/rosaisippei13bunya/tabid/398/Default.aspx

————————————————————————————————————***
■5 副所長コラム  戎本 潤
————————————————————————————————————***
皆様、新年あけましておめでとうございます。7回目の投稿です。昨年4月に山口労働
局から出向赴任して以降、行政では経験できない業務や接点をいただくことができ、大変
ありがたく思います。まだまだ学ばせていただくことばかりですが、何卒本年もよろしく
お願いいたします。
しかし、年を重ねると時の流れがとんでもないです。「1年」の割合は10歳であれば
10分の1、20歳であれば20分の1、40歳であれば40分の1、私の場合は50分
の1・・・となると、速さの体感は・・・20歳の1年は10歳の1年の2分の1、
40歳の1年は20歳の1年の2分の1、私の1年は20歳の時の5分の2・・・??
数字あそびですが、感覚的には「そんなものかもな」とも思います。先人は「50歳より
先はもっと速い」と口を揃えておっしゃられますので、それは恐らくこれから実感するこ
ととなるでしょう。
ともあれ、本年も肩肘張らずに続けてみようと思いますので、ある程度は目をつむってい
ただけたら幸いです。
さて、新年1発目の小話はこちらです。

【転倒災害の防止対策・・・こけない方法は存在するのか?】
昨今、産業保健の現場においても「転倒災害の防止対策」を時々耳にされると思います。
「産業保健21」という産業保健情報誌の本年1月号においても巻頭特集されていますが、
全国の労働災害(休業4日以上)のうちダントツで多いのが「転倒災害」です。全国的に
は直近5年連続増加中で、令和6年は36,378件に上っています。

転倒災害の防止対策について、法的には、
◆事業者は、労働者の作業行動から生ずる労働災害を防止するため必要な措置を講じなけ
ればならない(労働安全衛生法第24条)
◆事業者は、作業場に通ずる場所及び作業場内には、労働者が使用するための安全な通路
を設け、かつ、これを常時有効に保持しなければならない(労働安全衛生規則第540条)
◆事業者は、作業中の労働者に、通路等の構造又は当該作業の状態に応じて、安全靴その他
の適当な履物を定め、当該履物を使用させなければならない(労働安全衛生規則第558条)

といった規制があることに加え、厚生労働省は平成27年から“STOP転倒災害プロジェクト”
を提唱、展開しています。
プロジェクトでは特に、つまずき、滑り等による転倒災害防止のための作業環境管理(4S
(整理、整頓、清掃、清潔)、照度)や作業管理(適切な履物、移動中の注意、予防運動など)
を中心とした普及啓発を継続中ですが、近年の転倒災害は前述のとおり増加をみています。
背景には、高年齢労働者の就業確保措置の拡充に伴う高年齢労働者の労働災害の増加があり、
中でも「転倒による骨折等」については「60歳以上で加齢に応じて労働災害発生率が著
しく上昇する」ことが指摘されています。とりわけ60歳以上の女性は20代女性の19倍
に及ぶそうです。

私は、以前は「人が動けばこけることくらいある。ただ、絶対に転倒してはいけない状況
(転倒して手をついた先に機械の回転部がある状況など)で転倒することだけは全力で防
ぐ必要がある」と考えていましたが、昨今の「高年齢者は転倒そのものが重症と直結しうる」
という状況をみるに、近年は「高年齢労働者については転倒そのものの未然防止が大切」
と思うようになりました。

 転倒災害の防止対策は、前記の“STOP転倒災害プロジェクト”でも提唱されているように
「作業環境管理」「作業管理」の両面からのアプローチが不可欠(体調面を考慮すると
「健康管理」も必要かもしれません)ですが、もしも「こけない歩き方」が存在するならば、
それも立派な「作業管理」となり得るもので、対策として大変有効となるはずです。
果たして「こけない歩き方」は存在するのでしょうか?
そこで、以前お聞きしたお話を一つ紹介したいと思います。

【力士に学ぶ足の指の使い方】
 これは20年以上前(行政が「STOP転倒災害プロジェクト」を提唱するよりも前)の話
になりますが、当時テレビにも出演しておられた中京大学の湯浅景元教授の「一流スポーツ
選手に学ぶ体の操作法」という講演を拝聴する機会がありました。
その中で、「力士の歩き方と転倒防止対策」のお話をされたのですが、その内容は、
◆相撲界では「砂を噛む」ことの大切さがいわれている。
◆「砂を噛む」とは、足の指を曲げて、足の腹を土俵の砂に食い込ませるような動作をいう。
◆足を床に踏ん張って力を出すときには、足の指を上手に使うと大きな力を発揮できる。
◆力士のように「砂を噛む」動作をしながら歩くと摺り足にならず、転倒予防に役立つ
というものでした。

 それを聞いて思ったのが「そう言われると、力士が土俵へ入退場する際につまずいたり
転倒したりするのを見たことはないな」でした。私の目では、TV中継ではよくわからない
ですが、何年か前(稀勢の里と鶴竜が横綱の時代)に大相撲の巡業を見に行った際に、
生で見た力士の歩き方は、若干ですが「膝が上がっている」ようにも見えました。
しかし、力士はみんな想像以上に大きくて、特に逸ノ城(元関脇 今は俳優らしい)は
象のようにさえ見えました。あのような巨体で日頃から転倒していては大変なことは想像
に難くありませんし、ひとたび転倒すれば起き上がることが困難な力士もおられるかもし
れません。となると、力士には「転倒防止」の意識が自ずと植えつけられているのかもし
れないと思った次第です。
実際に上記の「砂を噛む」動きを意識して歩いてみると、「膝が上がる」「摺り足になら
ない」といった感覚がわかる気がします。「こけない歩き方」にもなり得るかもしれません。
皆様も是非にお試しいただけたらと思いますし、事業場において取り組むことができれば、
これも立派な「転倒防止対策」になると思います。

なお、当時のご講演の中で湯浅先生は、イチロー選手や、中田英寿選手、高橋尚子選手や
タイガーウッズ選手の動きから、体の操作法やリラックスの方法といった、行動災害防止
の一助となりうる事項をお話いただきました。これらはまた紹介させていただこうかと思
います。

それでは、本年も良い年にいたしましょう。
本年も皆様、ご安全に&ご健康に!!

————————————————————————————————————***
次の配信は2月を予定しております。
これまでのメールマガジンのバックナンバーは、下記よりご覧いただけます。
https://yamaguchis.johas.go.jp/blog/?cat=4

配信停止やメールアドレスの変更等のご連絡は下記よりお願いいたします。
https://www.yamaguchis.johas.go.jp/m-mail.html

————————————————————————————————————***
【メールマガジン発行者】
独立行政法人 労働者健康安全機構 山口産業保健総合支援センター
〒753-0051
山口市旭通り2−9−19 山口建設ビル4階
TEL:083-933-0105 FAX:083-933-0106
URL:https://www.yamaguchis.johas.go.jp/
————————————————————————————————————***