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第205号:2025年10月1日 発行
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INDEX
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■1 情報提供 ★新掲載
■2 令和7年度(下期)研修・セミナー・Web研修募集
■3 山口産業保健総合支援センター事業のお知らせ
■4 情報提供 ★年間掲載
■5 副所長コラム 連載
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■1 情報提供 【厚生労働省情報他】★新掲載
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1.9月5日から、事業場内最低賃金の引上げに取り組む中小企業等を 支援する「業務改
善助成金」を拡充します
〜対象事業所を拡大し、一定の条件を満たす事業所は賃金引上げ計画の提出が省略可
能になります〜
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63127.html
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■2 令和7年度下期 産業保健関係者向け研修・セミナー(10月・11月・12月)
https://www.yamaguchis.johas.go.jp/seminar.html
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18テーマ:「ストレスチェック制度について」
内容 :ストレスチェック制度担当者や、実施事務従事者に、ストレスチェック制度の
基本について学んでいきます。
日時 :令和7年10月2日(木)13:30〜15:30
講師 :宇部フロンティア大学 人間健康学部 看護学科 講師 立川 美香
会場 :海峡メッセ下関 804号会議室
19テーマ:「メンタルヘルスによる休職者の、休業から職場復帰の手続きについて」
内容 :メンタルヘルス不調者の休職から復職までには、事例性及び疾病性において色々
な諸問題が発生します。職場復帰担当者として留意すべきことを考えます。
日時 :令和7年10月7日(火)13:30〜15:30
講師 :労働衛生コンサルタント(相談員・関係法令担当) 清藤 正裕
会場 :山口県セミナーパーク 研修室204号
20テーマ:「いつまでも健康で働くためには〜口腔と全身のつながり〜」
内容 :口腔と全身の病気との関係を中心に、働く人に役立つお口の健康管理まで
日時 :令和7年10月20日(月)13:30〜15:30
講師 :歯科医師(相談員・産業医学担当) 木村 由湖
会場 :山口県健康づくりセンター 健康指導室
21テーマ:「(1)知っておきたい腰痛の原因と病態(1時間)
(2)腰痛のリハビリテーション(0.5時間)]
内容 :(1)腰痛症の原因・病態に応じた日常診療の実際
(2)腰痛症予防のリハビリテーション
日時 :令和7年10月23日(木)14:00〜16:00
講師 :山口労災病院 脊椎・脊髄外科部長 寒竹 司/理学療法士 寺尾 友希
会場 :山口労災病院 図書棟2階第1会議室
22テーマ:「化学物質の自立的管理〜事業場で扱う化学物質の危険性から身を守る〜」
内容 :労働安全衛生法関連法令の改正により化学物質管理において事業者自らがリス
クアセスメントを行い、化学物質や職場環境等を自立管理することが義務付け
られました。本研修では安全・衛生管理の基本や化学物質の潜在的な危険性や
健康被害を防ぐ取り扱い方法などを解説します。
日時 :令和7年10月24日(金)13:30〜15:30
講師 :山口大学大学院創成科学研究科 教授 物質工学系専攻 鬼村 謙二郎
会場 :周南地域地場産業振興センター 会議室3
23テーマ:「信頼関係を築く「傾聴力」を身につける」
内容 :「聴く力」を身につけることで、信頼関係が深まり、業務も円滑に進みます。
演習を通して「傾聴」を学びましょう。
日時 :令和7年10月29日(水)13:30〜15:30
講師 :専門学校YICグループ 産業カウンセラー 中川 恵子
会場 :シンフォニア岩国 2階特別会議室
24テーマ:「ストレスチェックから考える、職場のメンタルへルス対応」
内容 :2015年から始まったストレスチェック。今後は50人未満の事業所も実施義務化
の方向に進むことが見通される中、ストレスチェックそのものや、メンタルへ
ルス対応全体の中での位置づけなどを再考する。
日時 :令和7年11月6日(木)13:30〜15:30
講師 :堤労働衛生コンサルタント事務所 産業医 堤 雄介
会場 :ココランド山口・宇部 2F リベルテ
25テーマ:「若年性認知症の早期発見と就労支援」
内容 :・若年性認知症の診断・治療、生活に利用できる社会保障・社会資源の紹介
・就労を続けるための支援の紹介など
日時 :令和7年11月11日(火)13:30〜15:30
講師 :山口県立こころの医療センター 若年性認知症支援相談窓口 石原 弥生
会場 :パルトピアやまぐち 第1会議室
26テーマ:「部下を持つ人のための、メンタルヘルスケア」
内容 :メンタルヘルスと部下との対話に活かすコミュニケーションスキルを学びます
日時 :令和7年11月18日(火)13:30〜15:30
講師 :Brightep 産業カウンセラー 山根 美代子
会場 :デザインプラザHOFU 2F第1・第2会議室
27テーマ:「メンタルヘルスによる休職者の、休業から職場復帰の手続きについて」
内容 :メンタルヘルス不調者の休職から復職までには、事例性及び疾病性において色
々な諸問題が発生します。職場復帰担当者として留意すべきことを考えます。
日時 :令和7年12月2日(火)13:30〜15:30
講師 :労働衛生コンサルタント(相談員・関係法令担当)清藤 正裕
会場 :海峡メッセ下関 805号会議室
28テーマ:「職場や家庭でできる感染対策について」
内容 :感染症と感染対策の基本についてお伝えします。
日時 :令和7年12月8日(月)14:00〜16:00
講師 :山口労災病院 感染管理認定看護師 重村 智樹
会場 :パルトピアやまぐち 第1会議室
29テーマ:「アサーション〜自他尊重のコミュニケーションを学ぶ〜」
内容 :相手を尊重しながら自分自身の意見や感情を伝える自己表現のスキルを学ぶ。
日時 :令和7年12月19日(金)13:30〜15:30
講師 :専門学校YICグループ 産業カウンセラー 中川 恵子
会場 :山口県セミナーパーク 研修室204号
30テーマ:「部下を持つ人のための、メンタルヘルスケア」
内容 :メンタルヘルスと部下への対話に活かすコミュニケーションスキルを学ぶ。
日時 :令和7年12月24日(水)13:30〜15:30
講師 :Brightep 産業カウンセラー アンガーマネジメント 山根 美代子
会場 :周南地域地場産業振興センター 会議室3
https://www.yamaguchis.johas.go.jp/seminar.html
■Web研修・セミナーのお申し込みは、以下アドレスよりお願いします。
https://www.yamaguchis.johas.go.jp/m-webseminar.html
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■3 山口産業保健総合支援センター事業のお知らせ
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★「転倒災害」や「腰痛災害」防止のための「運動指導」(無料出張サービス開始)
当センターでは、第 14 次労働災害防止計画の重点項目である「転倒」や「腰痛」の労
働災害防止対策に取り組もうとする事業場を支援するため、理学療法士などの専門家を
派遣して、働き盛りの中高年齢労働者の身体機能の維持・改善と足腰の筋力やバランス
力の低下を防ぐための「運動指導」の「無料の出張サービス」を開始しました。
https://www.yamaguchis.johas.go.jp/soudan/undousidou-kobetsuhoumon.pdf
★地域窓口(地域産業保健センター)における健康相談(無料)
小規模事業場(労働者50人未満)の事業者が行う産業保健活動を支援するため、
労働者の健康の確保に関する相談対応等を実施します。
主な実施事項は次の通りです。
1.健康診断の結果(有所見者に限る)についての医師からの意見聴取
2.長時間労働者に対する医師の面接指導
3.ストレスチェックに係る高ストレス者に対する医師の面接指導
4.脳・心臓疾患のリスクが高い労働者に対する保健指導
5.メンタルヘルス不調の労働者に対する相談・指導
県内に9つの地域窓口があります。詳しくは各地域窓口にお問い合わせください。
https://www.yamaguchis.johas.go.jp/chiikisanpo/thisanpoannai.pdf
★皆藤愛子さんが、産業保健総合支援センターを動画で紹介します
産業保健総合支援センター及び地域産業保健センターが提供するサービスについて、
アナウンサーの皆藤愛子さんがわかりやすく解説します。是非ご覧ください。
https://www.johas.go.jp/Portals/0/sanpocenter/webhiroba.html
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■4 情報提供 ★年間掲載
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1.令和7年度両立支援コーディネーター基礎研修 募集中
この研修では、インターネット回線を利用した「動画配信研修」と「WEBライブ講習」
を組み合わせた研修を行います。動画配信による研修(20日間程度の期間において任意
の時間で視聴可)をすべて受講していただいた上で、「WEBライブ講習」開催日にリア
ルタイム研修を受講していただくことになります。
すべてのカリキュラムを履修された方には修了証を発行します。
なお、本研修は「認定医療ソーシャルワーカーポイント」の認定ポイント対象
研修(11ポイント)になります。
https://www.johas.go.jp/ryoritsumodel/tabid/2126/Default.aspx
2.労災疾病等医学研究・開発
https://www.johas.go.jp/kenkyu/rosaisippei13bunya/tabid/398/Default.aspx
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■5 副所長コラム 戎本 潤
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皆様こんにちは。4回目の投稿です。朝晩が涼しく、時には肌寒くなってようやく秋め
いてきました。先月は、色々教わったこと等がありましたので早速小出しに綴ってみます。
【「間の持ち方」の話】
前々回の投稿で申し上げた「間の持ち方」につきまして、「深呼吸」の他にも、
・何か1点を見つめてみる
・100から3や7などの数字を引いていく
・自分なりの呪文を唱える
・一旦そこから離れて戻る
などがあるということを、ある講師の方から教えていただきました。
私は深呼吸派(というか思考の中にそれしかなかった)ですが、皆様においてご活用で
きそうなものがございましたら、是非にご活用いただけたらと思います。
【「日本の職場の笑いとユーモア」の話】
また、別のある方からは「日本の職場の笑いとユーモア」についての論文も紹介いただ
き、「こんな研究もあるのか!」と驚きました。
この研究者は論文の冒頭で「昨今の『働き方改革』が進む一方で『職場のコミュニケー
ション改革』には注力されていない」点を問題提起されておられ、私も「そうだなあ・・」
と思いました。
少し私見ですが、「働き方改革」のコンセプトは本来「個々の事情に応じ、多様な働き
方を選択できる社会を実現することで成長と分配の好循環を構築する。働く人一人ひとり
がより良い将来の展望を持てるようにする。」なのですが、実態としてここ数年で進めら
れてきたのは「働き方改革関連法の遵守」だと思います。
行政も本当に重点的に進めてきましたが、関連法の遵守を推し進めるあまり職場環境が
窮屈になり、職場のコミュニケーションにも影響し、「働き方改革」のコンセプトにも逆
行している側面は少なからずあると思います。
「働き方改革」というのであれば、関係法令の遵守も必要かもしれませんが、それだけ
ではなく、「コミュニケーション改革」も視野にいれ、いろんな意味での「あそび」の部
分(良い意味での「適当、いい加減」な部分や文字通りの「遊び」など)を見直して、働
く人の心の窮屈さを取り除く必要もあるのではないかとも思います。
行政による法改正のたびに職場や世の中が窮屈になっていては、誰にとっても良いこと
はありません、木ばかりではなく森を見る視点も持ち合わせて、笑顔で健康な職場環境の
実現ができたら良いですが、それはひょっとしたら産業保健の役割なのかもしれません。
【「某落語家とのご縁」の話】
更に、先月「某落語家の話」を書かせていただきましたが、9月に大阪で開催された「
全国産業安全大会」において、再びその落語家の講演を拝聴することができました。講演
後にはなんと、ご本人とお話させていただくことができ、名刺交換や写真撮影までさせて
いただきました。
私から「以前拝聴した『笑顔の効果』のお話を、行政時代に研修会等の場でお話させて
いただいた」ことをお伝えしたところ、「大変なご縁だ」と喜んでいただき、「引き続き
お願いします」とも言っていただきました。
その落語家さんは桂福丸さんといいます。講演等で各地を飛び回られておられるようで
すが、HPやyoutubeもありますので是非にご注目ください。笑顔も大変素晴らしい方で、
私はまだまだ笑顔づくりから頑張る必要があると思いました。
なお、先月「笑いの効果」の中で「ガン物質を下げる」と記載しましたが、これがいわ
ゆる「ナチュラルキラー細胞」の効果ですね。「笑いにはナチュラルキラー細胞を活性化
させる効用がある」ということも、更に別のある方から教えていただきました。
【「『笑顔』の対極にある『暴力』」の話】
最後に持ってくるには後味が悪いかもしれませんが、「笑顔」の対極ともいえる「暴力」
についてです。
これは、ある著書からの抜粋ですが、その著者は「暴力」について
(1) 望まない (2) 一方的 (3) 不快を与える
この3つが揃った状態
と定義されていますが、「このうち1つを取り除けば暴力にはならない」といわれています。
この考え方は「ハラスメント」「メンタルヘルス」「過重労働による精神疾患や自殺」
といった事象の根幹になりうると思いますので、皆様においてもご留意してみられてはと
思い、紹介させていただきました。
次回は11月で「過重労働防止月間」を迎えますので、過重労働に関する小話をしてみ
たいと思います。今月も笑顔の健康職場(そして家庭も同様に(汗))を目指して頑張り
ましょう!長文失礼しました。
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次の配信は11月を予定しております。
これまでのメールマガジンのバックナンバーは、下記よりご覧いただけます。
https://yamaguchis.johas.go.jp/blog/?cat=4
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【メールマガジン発行者】
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