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山口産保メールマガジン
第165号:2022.03.30
発行:山口産業保健総合支援センター 所長 赤川 悦夫
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INDEX
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■1 令和4年度の研修・セミナー案内
■2 産業保健専門職(保健師)のコラム
■3 情報提供【厚生労働省情報他】★新掲載
■4 産業保健関係者等研修会のご案内
■5 Webによる研修のご案内
■6 山口産業保健総合支援センター事業のお知らせ
■7 情報提供 ★年間掲載
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■1 令和4年度の研修・セミナー案内が出来ました
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事業場の産業保健・労働衛生・産業医業務に携わる方々等を対象とした研修・セミナー
を計画致しました。
内容は、実用的な研修とし、新しい知識が得られる内容を網羅するように努めました。
対面式の研修だけでなく、Webを使った研修もたくさん計画しております。多くの方々
のご参加をお待ちしております。
https://www.yamaguchis.johas.go.jp/seminar-info.html
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■2 産業保健専門職(保健師)のコラム
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梅の香りを楽しんだ後は硬い蕾から満開、そしてハラハラと舞う桜を満喫します。桜の
花に潔さや希望や、はたまた切なさのようなものを連想される方もいらっしゃるでしょう。
年度初めの4月は就職、転勤、進学など職場や家庭でも新しい環境に身を置かれる方も多
いかと思います。環境の変化はたとえ喜ばしい事であっても大きなストレス要因になって
いることがあります。スポーツや音楽、芸術の勧奨などご自分に合ったストレス発散法が
あるといいですね。ストレス予防には良質な睡眠やバランスのよい食事など、規則正しい
生活を心掛けることも大切です。最近はウォーキング中、私の足の短さを無視してずんず
ん歩いてゆく伴侶に後れを取ることもなくなりましたが、一生懸命速足で歩いていると頭
の中はいろいろな雑事から解放されていることを感じます。お仕事や家庭のことで大変な
方も多いでしょうが自分をいたわる時間を作りたいものですね。心身の状態には早めに気
づき、いつもと違う感じや辛さを感じたときは抱え込まず様々な相談窓口の利用や、信頼
できる方への相談をお勧めします。世の中もコロナも落ち着いたとは言えない状況ですが、
新年度の始まり、健やかに過ごしてゆきましょう。
保健師 岸野 朝子
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■3 情報提供 【厚生労働省情報他】★新掲載
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1 石綿障害予防規則等の一部を改正する省令及び厚生労働省の所管する法令の規定に基
づく民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する省令の一
部を改正する省令の施行について
https://jsite.mhlw.go.jp/kyoto-roudoukyoku/content/contents/001059870.pdf
2 全国スベっちゃダメよキャンペーンのお知らせ
厚生労働省が職場での転倒や腰痛を予防するための注意喚起として、吉本興業株式会社
と提携して、転倒・腰痛予防の動画「全国スベっちゃダメよ!転倒予防 ムチャしちゃダ
メよ!腰痛予防」を作成しました。
▽-動画はこちら–▽
▽–詳細はこちら–▽
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000111055.html
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■4 産業保健関係者等研修会のご案内(5月分・6月分)
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★諸事情により(新型コロナウイルスなどの感染症の拡大防止の場合を含む)
研修を延期または中止することがあります。その場合にはホームページで
ご案内するとともに、受講申込者様に連絡を差し上げます。
1テーマ:「職場のハラスメント対策~ハラスメントの防止対応~」
内容 :2022年4月1日からパワーハラスメント防止措置が事業主の義務化となりました
職場のハラスメントに関する知識、防止・対応について考えていきましょう。
日時 :令和4年5月16日(月)13:30~15:30
講師 :産業カウンセラー 益田 幾久江 (相談員・カウンセリング担当)
会場 :ココランド山口・宇部 2F リベルテ
2テーマ:「職場のメンタルヘルス「おかしいな?」と感じた時の声のかけ方・話し方」
内容 :経営者や担当者だからこそ気づく社員の変化「なんとなく元気がないな、少し
様子がおかしいな…」気づいても、どう対応して良いのかわからない。そんな
悩みを具体的に解決するヒントにして頂きたい内容です。
日時 :令和4年5月18日(水)13:30~15:30
講師 :専門学校YICグループ 山下 清可(相談員・カウンセリング担当)
会場 :海峡メッセ下関 805号会議室
3テーマ:「職場のメンタルヘルス対策「上司と部下の信頼関係構築のためのコミュニケ
ーション」」
内容 :上司が思いやりを込めて助言をしても、伝える言葉に配慮がなければ、部下の
自信喪失、意欲低下に繋がります。上司と部下の信頼関係構築のために必要な
「言葉選び」や「伝え方」等についてお話します。
日時 :令和4年5月27日(金)13:30~15:30
講師 :優穏空間 Selfcare Lab 待鳥 千恵美
会場 :山口県健康づくりセンター 第2研修室
4テーマ:「心理学を自己理解に活かす」
内容 :自分の個性や希望、必要としていることなどについて、心理学を用いて理解を
深めます。
日時 :令和4年6月1日(木)13:30~15:30
講師 :宇部フロンティア大学大学院 人間科学研究科 准教授 三島 瑞穂
会場 :海峡メッセ下関 805号会議室
5テーマ:「職場のストレスからくる不適応への理解と対処・支援」
内容 :職場のストレスから、身体症状や抑うつなどの不適応状態に陥った人をどう理
解し、支援していくのか、本人のストレス対処の方法、および支援する側の心
構えについて考えてみましょう。
日時 :令和4年6月10日(金)13:30~15:30
講師 :山口県立大学 社会福祉学科 准教授 大石 由起子
会場 :周南地域地場産業振興センター 会議室3
6テーマ:「在宅勤務によるメンタルヘルス予防」
内容 :在宅勤務の中で起こりうるメンタルヘルス不調予防について学び合いましょう
日時 :令和4年6月15日(水)13:30~15:30
講師 :山口産業保健総合支援センター 相談員・メンタルヘルス担当 青野 京子
会場 :山口県セミナーパーク 研修室201号
7テーマ:「職場における感染予防対策」
内容 :新型コロナウイルス対策を含めた感染予防対策について具体的にお話しします
日時 :令和4年6月23日(木)14:00~16:00
講師 :山口労災病院 感染管理認定看護師 村田 裕美
会場 :山口県健康づくりセンター 第3研修室
★申し込みは以下よりお願いいたします。
https://www.yamaguchis.johas.go.jp/seminar.html
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■5 Webによる研修のご案内(5月分・6月分)
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1テーマ:「ストレスチェックの活用・その1~上手にストレスとつき合いましょう~」
内容 :自身のストレス状況に気づき、セルフケアに努めましょう。また、自身の疲労
蓄積度より働き方対応も考えましょう。
日時 :令和4年5月12日(木)14:00~15:30
講師 :医療法人社団松涛会 教育担当部長 小西 孝子
2テーマ:「衛生委員会の立ち上げと、委員会の活性化について」
内容 :労働者健康安全機構作成のリーフレットを参考に、衛生委員会の活性化につい
て考えてみたい。
日時 :令和4年5月25日(水)14:00~15:30
講師 :山口大学保健管理センター 准教授 森本 宏志 (相談員・産業医学担当)
3テーマ:「「リワーク支援を利用してみませんか?
~メンタル疾患による休職者の職場復帰支援~」」
内容 :山口障害者職業センターのリワーク支援の取り組みを中心に、一部プログラム
体験を交えてご説明します。遠隔地の方も利用しやすいよう、自宅での受講を
ベースとした「在宅リワーク」を開始しました。
日時 :令和4年5月30日(月)14:00~15:30
講師 :山口障害者職業センター 障害者職業カウンセラー 藤井 昭光
4テーマ:「「事務所衛生基準規則」について」
内容 :今般、事務所衛生基準規則が改正されました。改正内容医を含めて事務所衛生
基準規則の解説をします。
日時 :令和4年6月3日(金)14:00~15:30
講師 :労働衛生コンサルタント 清藤 正裕 (相談員・関係法令担当)
5テーマ:「精神科医から見た職場のメンタルヘルス」
内容 :精神科医から見た職場のメンタルヘルスについて考えていきたいと思います。
日時 :令和4年6月21日(火)14:00~15:30
講師 :山口県立こころの医療センター 部長 角田 武久(相談員・メンタル担当)
6テーマ:「若年性認知症支援について~もし、従業員から相談があったら~」
内容 :働き盛りの現役世代でも認知症を発症することがあります。受診につなげる工
夫から就労を継続するための支援ご利用いただける社会資源を紹介いたします
日時 :令和4年6月27日(月)14:00~15:30
講師 :山口県立こころの医療センター 若年性認知症支援相談窓口 石原 弥生
★申し込みは以下よりお願いいたします。
https://www.yamaguchis.johas.go.jp/m-webseminar.html
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■6 山口産業保健総合支援センター事業のお知らせ
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★治療と仕事の両立支援対策
当センターでは、「がん、脳卒中などの疾病を抱える労働者に対して適切な就業上の措
置や治療に対する配慮を行い、治療と仕事を両立できるようにするための事業場における
労働者への支援」のお手伝いをいたします。
https://www.yamaguchis.johas.go.jp/ryouritsushien.html
1 産業保健担当者向け専門的研修
産業保健スタッフ、人事労務担当者等が具体的に両立支援に取り組むことができるよう
産業保健スタッフ等を対象とした専門的かつ実践的な研修を実施します。
2 啓発セミナー
「事業場における治療と仕事の両立支援のガイドライン」等の普及・啓発を目的に事業
者等を対象としたセミナーを実施します。
3 個別訪問支援
両立支援に取組む事業場等からの支援要請を受けて、両立支援促進員(社会保険労務士
等)が事業場に訪問し、相談や職場環境整備(体制づくり、規程・制度整備等)、管理
監督者や労働者に対する治療と仕事への理解を促す教育を実施します。
4 個別調整支援
事業場と労働者(患者)の間の治療と仕事の両立に関する調整支援(両立支援プラン、
職場復帰支援プラン作成の助言等)を行ないます。この支援は、労働者(患者)又は企
業担当者等からの申出により実施します。支援の実施に当たっては、ご本人の同意書が
必要になります。
★谷原章介さんが、産業保健総合支援センターを動画で紹介します
産業保健総合支援センター及び地域産業保健センターが提供するサービスについて、俳
優の谷原章介さんがわかりやすく解説します。是非ご覧ください。
https://www.johas.go.jp/Portals/0/sanpocenter/webhiroba.html
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■7 情報提供 ★年間掲載
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1 労働安全衛生総合研究所(JNIOSH)からのお知らせです ~安衛法関係政省令改正に
より、国内の化学物質管理が抜本的に見直しとなります~
(検討会報告書のポイントについて)
・危険性、有害性が確認された全ての物質に対して、国が定める管理基準の達成を求め、
達成のための手段は指定しない方式に大きく転換していきます。
・企業規模や業種に関わらず、少しでも危険有害性がある化学物質を扱う場合はその全て
の事業場で「化学物質管理者」の選任が新たに義務となる見込みです。
・将来的に特化則や有機則の対象物質を自律管理制度に移行することも提言されており、
従来の特殊健康診断や、新規に自律管理対象となる物質の健康診断については、これか
ら議論が進められていく見込みです。
・直近では、まずはラベル・SDSの交付対象物質が236物質ほど増える見込みです。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000099635_00002.html
今後、数年かけて現在の674物質から約2900物質に規制は拡大予定。
検討会報告書の概要については、以下サイトよりご確認が可能です。
https://www.jniosh.johas.go.jp/groups/ghs/arikataken_report.html
検討会報告書に基づく、労働安全衛生法関係政省令の改正提案について、以下動画サイ
トにて、概要動画の視聴が可能となっております。
2 事務所衛生基準規則(以下「事務所則」という。)及び労働安全衛生規則(以下「安
衛則」という。)の一部を改正する省令が令和3年12月1日に公布され、一部の規定を除
き、同日から施行されました。
併せて事務所則及び安衛則について一部の運用が見直されました。
(省令の改正に伴い変更された点)
・作業面の照度(事務所則第10条)令和4年12月1日施行
・便所の設備(事務所則第17条、安衛則第628条)令和3年12月1日施行
・救急用具の内容(安衛則第634条)令和3年12月1日施行等
また、上記省令が公布されたことを踏まえ、「情報機器作業における労働衛生管理のた
めのガイドライン」における照度の取扱等が一部改正されました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000207439_00007.html
3 令和4年4月1日から中小事業主にもパワハラ防止措置が義務化されます (再掲)
令和2年6月1日からパワーハラスメント防止措置が事業主の義務となっていますが、
中小事業主への適用は、令和4年4月1日から義務化されます。(これまでの努力義務)
https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/pdf/pawahara_gimu.pdf
4 「長時間労働者及び高ストレス者に対する医師による面接指導実施マニュアル」
(冊子)が作成されました。
・「長時間労働者への医師による面接指導実施マニュアル」では、事前問診票、記録用紙
報告書等の様式が示されており、「ストレスチェック制度における高ストレス者への医
師による面接指導実施マニュアル」では、高ストレス者に対する面接時の質問事項(セ
リフ)、高ストレス者性格チェックシート、体調チェックシート等が掲載されているなど
利用しやすい内容となっています。
https://www.mhlw.go.jp/content/000843223.pdf
5 「ストレスチェック制度における高ストレス者への医師による面接指導
実施マニュアル」 (2021年9月版)
https://www.mhlw.go.jp/content/000843224.pdf
・ストレスチェック制度について
事業者は、常時使用する労働者に対し、1年以内ごとに1回、定期にストレスチェック
を実施する必要があります。
(常時50人未満の事業場は当分の間、努力義務とされています。)
事業者は実施後に、ストレスチェックと面接指導の実施状況を所定の報告様式により、
所轄労働基準監督署に報告する必要があります。
心理的な負担の程度を把握するための検査結果等報告書
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei36/24.html
・「ストレスチェック制度」に関する情報、「労働安全衛生法に基づくストレスチェック
制度実施マニュアル」(令和3年2月改訂)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/
☆ストレスチェック制度に関する電話相談のご案内☆
・ストレスチェック制度に関するご相談にお答えします。
0570-031050(平日10時~17時)
(全国統一ナビダイヤル 相談は無料ですが通話料はかかります)
・実施プログラム利用に関するコールセンター実施プログラムのご利用に関するご質問。
0120-65-3167(平日10時~17時)
(フリーダイヤル)
・心の健康づくり計画助成金、ストレスチェック助成金のお問い合わせ
0570-783046 (平日9時~12時、13時~18時)
6 労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
労働者健康安全機構では、労働災害の発生状況や行政のニーズを踏まえ、労災補償政策
上重要なテーマや新しい政策課題について時宜に応じた研究に取り組んでいます。
7勤労者医療フォーラムについて
https://www.research.johas.go.jp/kinrouforum/forumA.html
8 予防医療モデル事業
予防医療モデル調査研究 研究成果の公開
https://www.research.johas.go.jp/yobou/
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次の配信は5月を予定しております。
これまでのメールマガジンのバックナンバーは、下記よりご覧いただけます。
https://yamaguchis.johas.go.jp/blog/?cat=4
配信停止やメールアドレスの変更等のご連絡は下記よりお願いいたします。
https://www.yamaguchis.johas.go.jp/m-mail.html
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【メールマガジン発行者】
独立行政法人 労働者健康安全機構 山口産業保健総合支援センター
〒753-0051
山口市旭通り2-9-19 山口建設ビル4階
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