山口産業保健総合支援センターメールマガジン第163号

投稿者: | 2022-02-02

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山口産保メールマガジン

第163号:2022.02.02

発行:山口産業保健総合支援センター 所長 赤川 悦夫

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INDEX

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■1 産業保健専門職(保健師)のコラム

■2 情報提供【厚生労働省情報他】★新掲載

■3 産業保健関係者等研修会のご案内

■4 Webによる研修のご案内

■5 山口産業保健総合支援センター事業のお知らせ

■6 情報提供 ★年間掲載

 

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■1 産業保健専門職(保健師)のコラム

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この時期になると、「1月は行く」「2月は逃げる」「3月は去る」という

言葉を耳にする機会もあるかと思います。

このことわざの意味は、「1月はお正月があり、2月はもともと28日(29日)

で普通より短く、3月は年度末なのでやることが多い。こうしたことから、

1,2,3月は日が早く過ぎる(用事が多いのに思うように進まない)」

ということを例えているそうです。確かに、新年を迎えたと思ったら、

あっという間に1月が過ぎて、2月となりましたね。

さて、一般社団法人日本生活習慣病予防協会では、毎年2月を全国生活習慣

病予防月間と定め、生活習慣病予防と健康寿命の伸長を目指した活動を行っています。

年末年始で生活習慣が少し乱れたなぁと思う方は、この機会にご自身の生活習慣

をふり返って、健康づくりとは何か、自分にとっての健康とは何かを考えてみませんか。

1980年にアメリカのブレスロー教授が、7つの健康習慣を提唱されました。7つとは、

『喫煙をしない・定期的に運動する・飲酒は適量を守るか、しない・1日7~8時間

の睡眠をとる・適正体重を維持する・朝食を食べる・間食をしない』です。

これらの健康習慣は、特別なことではありませんが、「わかっちゃいるけどなかなか

できない」ことでもあります。研究結果によると、これらの健康習慣を実践するか

しないかで、その後の寿命の長さに影響するということもわかっています。

育児や家事、仕事などさまざまな理由で、良いとわかっていることでも、なかなか

取り組めない場合もあるかと思います。ですが、小さな問題がいずれ大きなひずみに

変わることもあります。大きな病気も最初はわずかな症状で、その時に対処できていれば、

大事にならずに済んだのに…ということもあるかもしれません。

生活習慣病とは、良くない習慣の日々の積み重ねが招く病気です。自分と向き合って、

少しずつでも、良い習慣が増えるような過ごし方を心がけていけるとよいですね。

 

参考:一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 (seikatsusyukanbyo.com)

 

保健師 山藤 紀子

 

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■2 情報提供

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【厚生労働省情報他】

★新掲載

1 令和4年1月1日から健康保険の傷病手当金の支給期間が通算化されます(再掲)

治療と仕事の両立の観点から、より柔軟な所得保障ができるよう、「全世代対応型の

社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律(令和3年法律

第66号)」により健康保険法等が改正されました。この改正により令和4年1月1日

から、傷病手当金の支給期間が通算化されます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22308.html

 

2 令和4年4月1日から中小事業主にもパワハラ防止措置が義務化されます (再掲)

令和2年6月1日からパワーハラスメント防止措置が事業主の義務となっていますが、

中小事業主への 適用は、令和4年4月1日から義務化されます。

(これまでの努力義務)  早めの対応をお願いします。

 

ハラスメント対策パンフレット・リーフレット

 

職場におけるパワーハラスメント対策が 事業主の義務になりました!

https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/pdf/pawahara_gimu.pdf

 

3 「令和2年度石綿ばく露作業による労災認定等事業場」が公表されました

~公表事業場数910事業場、うち新規は668事業場~

厚生労働省より、令和2年度に石綿ばく露作業による労災認定などを受けた労働者が

所属していた事業場の名称、所在地、作業状況などの情報が公表されました。

今回公表する情報に関する問い合わせや、労災補償制度などの相談については、特

別電話相談窓口を設置するほか、都道府府県労働局と労働基準監督署でも、随時相談

や健康管理手帳制度や労災補償制度についてもご案内しています。

 

【詳細はこちら(厚生労働省)】

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22612.html

 

化学物質のリスクアセスメント支援ツールに関する実践セミナー

https://www.mizuho-ir.co.jp/seminar/info/2022/riskassessment.html?rt_bn=rss

 

第9次粉じん障害防止総合対策の推進に係る講習動画配信についてご案内がありました。

詳細につきましては、以下資料をご参照ください。

https://www.kensaibou.or.jp/safe_tech/ministries_agencies/files/20210304_01.pdf

 

4 「長時間労働者及び高ストレス者に対する医師による面接指導実施マニュアル」(冊子)

が作成されました。

「長時間労働者への医師による面接指導実施マニュアル」では、事前問診票、記録用紙、

報告書等の様式が示されており、「ストレスチェック制度における高ストレス者への医師

による面接指導実施マニュアル」では、高ストレス者に対する面接時の質問事項(セリフ)、

高ストレス者性格チェックシート、体調チェックシート等が掲載されているなど利用

しやすい内容となっています。

「長時間労働者への医師による面接指導実施マニュアル」

https://www.mhlw.go.jp/content/000843223.pdf

「ストレスチェック制度における高ストレス者への医師による面接指導

実施マニュアル」 (2021年9月版)

URL:https://www.mhlw.go.jp/content/000843224.pdf

 

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■3 産業保健関係者等研修会のご案内(2月分・3月分)

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★諸事情により(新型コロナウイルスなどの感染症の拡大防止の場合を含む)

研修を延期または中止することがあります。その場合にはホームページで

ご案内するとともに、受講申込者様に連絡を差し上げます。

 

1テーマ:「病気の治療と仕事の両立」が行える職場の体制づくり」 「中止」

内容 :がんなどの継続的な治療が必要な方が発生してから慌てないために、

ガイドラインに沿って社内体制を整えるとともに、

有効な社会資源を確認しておきましょう。

日時 :令和4年2月7日(月)13:30~15:30

講師 :社会保険労務士(両立支援促進員)古城 舞子

会場 :ココランド山口・宇部 2F リベルテ

 

2テーマ:「活用できていますか?事業者・労働者のための定期健康診断」

内容 :労働者の健康管理には、定期健康診断を受けた後の就業判定、保健指導

受診勧奨等の実施も大切です。事後措置の流れや方法、

また健診結果の活用等についてお伝えします。

日時 :令和4年2月8日(火)13:30~15:30

講師 :山口産業保健総合支援センター(産業保健専門職)保健師 山藤 紀子

会場 :海峡メッセ下関 805号会議室

 

3テーマ:「健康診断実施計画」 「中止」

内容 :委員会での立案から、結果活用まで。

日時 :令和4年2月15日(火)14:00~16:00

講師 :山口大学大学院創成科学研究科 教授(産業医学相談員)奥田 昌之

会場 :シンフォニア岩国 2階特別会議室

 

4テーマ:「精神科医から見た職場のメンタルヘルス」

内容 :精神科医から見た職場のメンタルヘルスについて考えていきたいと思います。

日時 :令和4年2月22日(火)14:30~16:30

講師 :山口県立こころの医療センター 部長(相談員・メンタルヘルス担当)角田 武久

会場 :シンフォニア岩国 2階特別会議室

 

5テーマ:「産業看護診断ってなあに?」

内容 :産業看護の役割を学び、専門職としてどのように集団や組織を把握するか、

事例を通して産業看護診断(アセスメント)をやってみましょう。

日時 :令和4年3月4日(金)13:30~15:30

講師 :宇部フロンティア大学 人間健康学部 看護学科修士 講師 立川 美香

会場 :海峡メッセ下関  804号会議室

 

6テーマ:「職場のコミュニケーション~アンガーマネジメントの活用~」

内容 :自己理解と感情のコントロールで、コロナ禍における持続可能な職場環境づくりしませんか?

日時 :令和4年3月8日(火)13:30~15:30

講師 :医療法人社団松涛会 教育担当部長 小西 孝子

会場 :山口県セミナーパーク 研修室201号

 

7テーマ:「働く中でのセルフケアの重要性」

内容 :「自分の健康は自分で守る」という考え方を理解し、そのために

必要な知識について心理学という視点から考えていきます。

日時 :令和4年3月9日(水)13:30~15:30

講師 :宇部フロンティア大学 心理学部 講師 木元 卓也

会場 :周南地域地場産業振興センター  会議室3

 

8テーマ:「心理学を用いたセルフケア」

内容 :コラージュ療法という技法で自分の思いや望みなどに気づきます。

気持ちに気づくことで、癒されたり、新しい自分を発見したり等の効果があります。

チラシや雑誌などのイラストや写真を切り貼りします。

日時 :令和4年3月11日(金)13:30~15:30

講師 :宇部フロンティア大学大学院 人間科学研究科 准教授 三島 瑞穂

会場 :ココランド山口・宇部 2F リベルテ

 

★申し込みは以下よりお願いいたします。

https://www.yamaguchis.johas.go.jp/seminar.html

 

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■4 Webによる研修のご案内(2月分・3月分)

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1テーマ:「心と体の健康づくり(THP)について」

内容 :事業者は、労働者の健康保持増進措置を普及しなければなりません。

「THP対策指針」が平成27年に改正されています。新しい対策指針について説明します。

日時 :令和4年2月24日(木)14:00~15:30

講師 :労働衛生コンサルタント(相談員・関係法令担当)清藤 正裕

 

2テーマ:「病気になったけど、治療も仕事も続けたい!~治療と仕事の両立支援について~」

内容 :治療と仕事の両立支援の進め方等について概要を解説します。また、

事例をもとに様式例の記載方法等についてご紹介します。

日時 :令和4年3月1日(火)14:00~15:30

講師 :山口産業保健総合支援センター(産業保健専門職)保健師 山藤 紀子

 

★申し込みは以下よりお願いいたします。

https://www.yamaguchis.johas.go.jp/m-webseminar.html

 

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■5 山口産業保健総合支援センター事業のお知らせ

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★治療と仕事の両立支援対策

当センターでは、「がん、脳卒中などの疾病を抱える労働者に対して適切な

就業上の措置や治療に対する配慮を行い、治療と仕事を両立できるようにする

ための事業場における労働者への支援」のお手伝いをいたします。

https://www.yamaguchis.johas.go.jp/ryouritsushien.html

 

1 産業保健担当者向け専門的研修

産業保健スタッフ、人事労務担当者等が具体的に両立支援に取り組むことができるよう、

産業保健スタッフ等を対象とした専門的かつ実践的な研修を実施します。

2 啓発セミナー

「事業場における治療と仕事の両立支援のガイドライン」等の普及・啓発を目的に

事業者等を対象としたセミナーを実施します。

3 個別訪問支援

両立支援に取組む事業場等からの支援要請を受けて、両立支援促進員(社会保険労務士等)

が事業場に訪問し、相談や職場環境整備(体制づくり、規程・制度整備等)、管理監督者や

労働者に対する治療と仕事への理解を促す教育を実施します。

4 個別調整支援

事業場と労働者(患者)の間の治療と仕事の両立に関する調整支援(両立支援プラン、

職場復帰支援プラン作成の助言等)を行ないます。この支援は、労働者(患者)又は

企業担当者等からの申出により実施します。支援の実施に当たっては、

ご本人の同意書が必要になります。

 

★谷原章介さんが、産業保健総合支援センターを動画で紹介します

産業保健総合支援センター及び地域産業保健センターが提供するサービスに

ついて、俳優の谷原章介さんがわかりやすく解説します。是非ご覧ください。

https://www.johas.go.jp/Portals/0/sanpocenter/webhiroba.html

 

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■6 情報提供

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1 ストレスチェック制度について

事業者は、常時使用する労働者に対し、1年以内ごとに1回、定期にストレスチェック

を実施する必要があります。

(常時50人未満の事業場は当分の間、努力義務とされています。)

事業者は実施後に、ストレスチェックと面接指導の実施状況を所定の報告

様式により、所轄労働基準監督署に報告する必要があります。

心理的な負担の程度を把握するための検査結果等報告書

https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei36/24.html

 

「ストレスチェック制度」に関する情報、「労働安全衛生法に基づくスト

レスチェック制度実施マニュアル」(令和3年2月改訂)

https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/

 

☆ストレスチェック制度に関する電話相談のご案内☆

・ストレスチェック制度サポートダイヤルストレスチェック制度に関するご相談にお答えします。

0570-031050(平日10時~17時)

(全国統一ナビダイヤル 相談は無料ですが通話料はかかります)

・実施プログラム利用に関するコールセンター実施プログラムのご利用に関するご質問にお答えします。

0120-65-3167(平日10時~17時)

(フリーダイヤル)

・心の健康づくり計画助成金、ストレスチェック助成金のお問い合わせ

0570-783046 (平日9時~12時、13時~18時)

 

2 助成金のご案内

令和3年度助成金について、こちらをご確認ください。

https://www.johas.go.jp/sangyouhoken/tabid/1944/Default.aspx

 

3 労災疾病等医学研究普及サイトのご案内

労働者健康安全機構では、労働災害の発生状況や行政のニーズを踏まえ、

労災補償政策上重要なテーマや新しい政策課題について時宜に応じた研究に

取り組んでいます。

労災疾病等医学研究普及サイトについて 労働者健康安全機構 勤労者医療課より

 

勤労者医療フォーラムについて

https://www.research.johas.go.jp/kinrouforum/forumb.html

 

4 予防医療モデル事業

予防医療モデル調査研究 研究成果の公開

https://www.research.johas.go.jp/yobou/

 

5 労災疾病等医学研究普及サイト

職場におけるメンタルヘルス不調の予測因子の検討に関する研究

https://www.research.johas.go.jp/mental2018/index.html

 

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次の配信は3月を予定しております。

これまでのメールマガジンのバックナンバーは、下記よりご覧いただけます。

https://yamaguchis.johas.go.jp/blog/?cat=4

 

配信停止やメールアドレスの変更等のご連絡は下記よりお願いいたします。

https://www.yamaguchis.johas.go.jp/m-mail.html

 

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【メールマガジン発行者】

独立行政法人 労働者健康安全機構 山口産業保健総合支援センター

〒753-0051

山口市旭通り2-9-19 山口建設ビル4階

TEL:083-933-0105 FAX:083-933-0106

URL:https://www.yamaguchis.johas.go.jp/

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